技術紹介
Technology世界初・ステンレス金網への「ウルトラカレンダー加工」など 大阪メッシュが誇る加工技術
当社は、他の材質では一般的に行われていた「ウルトラカレンダー加工」を、ステンレス金網への適用に初めて成功した会社です。また金網を製版に応じてシート状にカットする加工技術などもあり、こうした技術革新により、より高精度な製品提供が可能となりました。
カレンダー加工
カレンダー加工では、50tもの圧力で金網を上下から挟み込むことで、極薄で平滑性の高い製品が生み出されます。この加工により、金網の表面が均一に整えられ、より精密で滑らかな仕上がりが実現されます。
加工紗厚は0.1μm単位でご指定が可能です。
加工精度は織り幅×30m全長で紗厚±0.3μmを誇ります。
ウルトラカレンダー加工ではノーマル紗厚の約50%まで強力に圧延加工します。
カットシート加工
カットシート加工では、製品の用途や要求に応じて、ご希望の大きさやバイアス角度にカットします。カット加工品は原則1シート当たり無欠点品質でのご提供となります。
各ステンレススクリーンの違い
stainless screenmesh
製品は大きく分けて4種類あり、強度や伸縮性などの特徴をそれぞれが持っています。
-
DX
金属組成にMo(モリブデン)を含むので耐食性に優れます。
-
GTS
加工性に優れ、使い勝手がよい標準的な製品。低メッシュから高メッシュまで幅広い用途に対応可能です。
-
SH
GTSの1.3倍の強度を持ち、加工性にも優れます。電子部品向けの高印刷精度が求められる場面で使用されます。
-
RX
GTSの3倍の強度を持つ、究極の耐久性を誇る製品。開口率が60%前後と高いため高粘度ペーストの使用が可能で、太陽電池の電極印刷など特定分野で利用されています。